レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)について。
現在2匹飼育していて、トータルでは4匹目です。
ざっと飼育環境の変化や、それぞれの所感などを続きに記録していきたいと思います。
イグアナ編と違い、1記事で全て書ききりたいところ・・・!
今までの飼育個体
1匹目は爬虫類飼育を始めたばかり、まだ爬虫類が通販で買えた時代の話です。
ハイポタンジェリンだったと記憶しています。当時のタンジェリンは全然オレンジが乗ってませんでしたね。
例によって、写真は残っていません。ついでに名前もありませんでした。
8歳くらいで亡くなりました。メスでした。
2匹目はモルフすら覚えていません。写真はあります。
バナナみたいな柄だから『ばなちゃん』。こちらもメス。
実家を出るときに父に一時的に飼育を頼んだら、何故か爬虫類嫌いの母が気に入ったらしく、そのまま実家の子に。
今は快適な環境でダラダラ生きてるみたいです。
3匹目はアプター(APTOR)の『うに』。オス。
ラプターからルビーアイを抜いたモルフです。
アルビノ・パターンレス・トレンパー・オレンジの略。
少し前はかなりの高額種だったみたいですが、2万円弱だったと思います。
視力がかなり弱く、暗いところじゃないと餌をなかなか見つけられませんが、良く食べ良く出す個体でした。
過去形なのは、今はもはやロクに動かず、ロクに食わず、ロクに出さずの置物と化しているからです。レオパの宿命。
基本的にシェルターで爆睡してます。
4匹目はボールドジャングルの『チビ』。
ボールドは太い柄、ジャングルは柄が不規則になっているモルフです。
最初は華奢で小さかったので、大きかったうにと比べて『チビ』と呼んでいました。
今はチビの方がうによりデカいです。
確か1万円くらい。
こいつもシェルターで爆睡してることが多いです。うにと違ってトイレが上手。
指が2本くらい欠けてます。たぶん最初から。
現在の飼育環境
雑です。まずは写真を。
映りこみを防ごうとしたら汚い写真になりました。まぁ、構成がわかればいいかなと・・・。この構成で25~28℃くらいをキープしてます。
砂に湿度が持っていかれるので、ウェットシェルターの水を切らさないように。
うにも同じ構成です。シェルターの位置が逆にあるくらい。2つ並べてるので、シェルターが半円みたいな感じになってます。
ケージ:GEX EXOTERRA グラステラリウム 3030
ド定番です。レオパにはちょっともったいないかも?
子供がいるのと、猫を飼育しているのでナンバーロックで施錠する為にこれにしました。
良い点
・前開きで世話が楽
・ナンバーロックで施錠できる
・天井がメッシュなので、通気性が良い
・複数置いた時の納まりが良い(見た目的な意味で)
悪い点
・扉下のフレームに通気口がある為、砂を厚く敷くとこぼれる
・扉下のフレームが単純に邪魔で中が見づらい
シェルター:マルカン ジオシェルターM
見た目がかわいいから。
良い点
・見た目が可愛い(特にケージが2つ並んでる場合)
悪い点
・特になし
床材:ニッソー ワイルドプラネット WP カルシウムサンド
だいぶ品薄になってきましたね。もう生産終了してるのかな?
レオパの給餌はほぼ確実に砂の誤飲があります。
なので、ある程度消化吸収されそうなカルシウムサンドにしようと思い採用。
が、実際は多少誤飲したところで、砂なら普通に排出されると思います。そのくらいうんちがデカい。
砂を掘ってストレスを発散する個体もいるし、糞の処理も楽なので今となってはそちらの理由の方が大きいです。
買えなくなったらもっと目の細かい別の砂にしますが・・・。
良い点
・見た目が良い
・誤飲しても成分的には普通の砂より害がない(気がする)
・穴あきスプーンを使えば糞の処理が簡単
・掘ってストレス発散になる(かわいい)
悪い点
・湿度を奪われる
・ケージの下にヒーターを入れても、熱が伝わらない
・粒が尖っているので、誤飲すると内臓を傷つける可能性があるらしい(起きたことないけど)
UVライト、バスキングライト:なし
レオパに紫外線ライトは不要です。
バスキングライトも不要です。温度が上がり切らなければ設置してもいいですが、よじ登ってヤケドするリスクがあるので、別の選択肢の方が良いと思います。
ヒーター:暖突Sサイズ(サーモ付き)
個人的に、爬虫類飼育の1つの正解だと思います。ケージ的にSサイズがジャストフィット。
安全性が高く、熱効率も良い。
ウチの飼育個体の殆どは、暖突がメインのヒーターです。
パワーがありすぎるので、例によってサーモスタットをつないでます。
※メーカー非推奨
良い点
・天井設置なので、レオパがよじ登りにくい
・熱効率が良い
・万が一表面を触ってもヤケドしにくい
悪い点
・ケージ内に設置するので、水がかかる環境では使えない
・パワーがありすぎるので、サーモスタットが欲しくなる
・フィルムヒーターに比べると邪魔
ヒーター:ピタリ適温2号
サブヒーターとして使ってます。ウチはみどり商会に足を向けて眠れません。
前述の通り、ケージの下に敷くと砂で遮熱されてしまうため、ケージ背面に貼ってます。
サブなので、2つ並んだケージにそれぞれ半分ずつになるようなイメージです。
温度調整は出来ませんが、そのためのつまみがない為より省スペース。
何枚あっても困らないヒーターです(ウチは全部合わせて5枚くらいあります)。
※隅にある四角い白い部分が温感センサーなので、そこが冷気に触れるように設置しましょう。
良い点
・省スペース
・熱効率が良い
・表裏とも使える為、隣り合わせのケージの隙間に置いても効果的
・薄いので、ケージに貼り付けることができる
悪い点
・ケージ外に設置するものなので、床材によっては効果が薄い
食餌:ヒカリ レオパゲル
レオパ飼育は、レオパゲルを食うかが勝負です。
これさえ食べれば、後は何も面倒なことはありません。完全栄養食です。
にゅっと出して割り箸で切って口元に持っていくだけ。もりもり食べるので、食べるだけ与えて良いです。
冷蔵庫保存で、与えるときは常温に戻すよう記載されてますが、ウチは冷蔵庫から出してそのまま与えてます。
ケージがしっかり保温されていれば、それくらいで下痢したりはしないと思います。
良い点
・レオパゲルだけで終生飼育が可能
・未開封で常温管理、開封済みでも冷蔵庫で1ヶ月程度保管可能で手軽
・割り箸やピンセットで切って与えるだけなので、非常に楽
・殆どのレオパが食いつく(8割以上だとか)
・活餌と違い、胃を噛まれる心配がない
悪い点
・稀に食べない個体がいる
Tips.レオパゲルを食べない個体には
万が一レオパゲルを食べない場合、基本的には諦めて別の餌を与えることになります。
ウチはうにがたまに食事という概念を忘れるので、レオパゲル以外の餌を与えることがあります。
ヒカリ レオパドライ
まずは味変という意味でこれを与えてみる。
これを食べるなら、2口目からはレオパゲルに戻せば普通に食べるようになる。
コオロギ缶
活餌より多少マシ、という人が多いのではないでしょうか。
個人的には狭い缶詰にみっちり詰まってるので、活餌よりキツいです。
頑張ってこれを1匹与えてみる。食べるなら2口目はレオパゲルに戻してみる。
もしレオパゲルを食べなくても、コオロギさえ食べてればとりあえずは平気。
コオロギ缶しか食べないようであれば、ゆくゆくはカルシウムやビタミンなどのサプリメントの添加も考えましょう。
※100%死んでいます。絶対に動きません。どれだけ虫が嫌いで、どれだけ怖くても絶対に動くことはありません。頑張ってください。
活コオロギ
いよいよ最終手段です。生きたコオロギを買ってきて、与えましょう。
レオパゲルに餌付かせるのが目的なので、小さめのコオロギでいいでしょう。
フタホシコオロギはビジュアルがゴキブリに近いのと、やや臭うので避けたいところ。
ヨーロッパイエコオロギは見た目が多少キレイで同族食いも少ないのでオススメ。
最初はケージ内に3匹ほど放ってみて、自分から食べるかチェック。
食べたら次はピンセットでコオロギを掴み、口元に持って行ってみる。
それを食べたらレオパゲル・・・と、段階を経てレオパゲルは食べられると認識させていきましょう。
コオロギの足が喉や胃に刺さって吐き戻したり、胃の中をコオロギに噛まれて吐血することが稀にあります。
可能であれば。与える前に足を千切り、死なない程度に頭を潰しましょう。頑張ってください。
※レオパゲルに餌付かせるために小さめのコオロギを与える程度であれば、心配しすぎなくて大丈夫です。
活コオロギをメインの餌にする場合、コオロギの栄養管理や繁殖など、レオパの飼育よりも手間がかかるので、なんとかレオパゲルに餌付かせたいですね。
レオパゲルが食べ物だと認識すれば、必ず食べるようになると思うので頑張りましょう。
使用をやめたもの
ペットシーツ
コストが高いのと、意外と面倒なのでやめました。
レオパの糞程度で毎回取り換えるのはカネがかかるし、糞だけ取り除くのは面倒。
更にはシミが残るので見た目も汚い。
ペットシーツの下にレオパが潜ってしまうこともあり、砂の方が楽だという結論に。
誤飲の可能性は低いですが、誤飲を防ぎたいなら餌を砂の上で与えないようにするほうが楽です。
照明
最初は照明(紫外線や熱を出さず、ただ明るくするもの)を設置し、日中は明るくしていました。
昼夜の感覚を与えるのと、単純に見栄えが良いからという理由です。
眩しくて飼い主(薄暗い部屋が好き)のストレスなのでやめました。
そもそもレオパに昼夜の概念なんていらない気もします。
常に明るくするわけじゃないのであれば、設置してもいいと思います。