ニジイロクワガタ
オーストラリアのあたりに生息しています。
名前の通り虹色に輝く体色が特徴的。
ウチでは紫紺と呼ばれるカラーのオスと、緑系統のノーマルのメスを飼育しています。
寿命は1年~1年半程度で、繁殖が簡単なので入門種に最適だそう。
初心者でも簡単に産卵させられました。
最初はいつものショップでメスのみ購入しました。
当時飼育していたアオドウガネの成虫が寿命が近かった為、緑で丸い虫でも飼おうと思って買いました。
それから1ヶ月ほどして本格的にクワガタ飼育を始め、RTNさんにお邪魔したときについでにオスも買って繁殖させることに。
ペアリングは一発で成功しました。簡単ですね。
どう考えてもメス殺しの心配はない為、交尾を確認した後にそのまま同居ペアリングさせました。
産卵セットは合計3セット組みました。
使用したマットは、RTNのSマットです。
今思うとめちゃくちゃ微粒子で、そりゃ産むわといった印象。
1.見様見真似でマットを詰めたセット
明らかに固めが甘く、産んでる可能性が0としか思えなかったので2週間で崩しました。
予想通り産卵していませんでした。
2.固くマットを詰めたセット
本命。詳しく書きます。
3.上記2のセットで使ったマットを詰め直したセット
かなりマットが劣化していましたが、ダメ元で組んでみました。
幼虫はいませんでしたが、卵は11個採れました。
というわけで、2のセットの話です。
クリアスライダーのラージにマットを固く詰め、成虫をペアで入れて放置。
毎日チェックするたびに交尾していたので、さすがにこれは産むだろうと思ってました。
子食いするとのことなのでどこかのタイミングで成虫を抜きたかったんですが、ずっと交尾してるので抜くに抜けず放置。
1ヶ月ほど経つと卵が見え、一安心。暫くして卵が割れていたので、孵化した模様。
余裕の気分で静観していました。
・・・
が!ある日プラケを外からチェックしていると、謎の茶色のワームが!
ググったら種類によってはクワガタの幼虫を捕食するとのことでした。
取り除きたいところですが、肝心のニジイロの幼虫がまだ初令だったので、躊躇。
謎ワームは動いてなさそうだったので、既に死んでいる可能性に賭け放置。
・・・
2日後、謎ワームが動き始めました。ちくしょう。
というわけで、急遽割り出し。
結果は幼虫3頭、卵9個採れました。
メスがかなり活発にマットを掘っていたので、おそらく子食いして数が減らされたのでしょう。
想定より採れなかったので、悔しくて再セット。マットがないので再利用しました。
ちなみに謎のワームは2頭いました。一応プリンカップで飼育しています。
採れた幼虫はこれまたRTNのUマットを詰めたプリンカップで飼育しています。
凄い速度で成長しています。なんて恐ろしいマットだ。
採卵した9個の卵はまとめてプリンカップに。昨日割り出したら9個すべて孵化してました。すごい。
成虫は餌食いも良く、セットしたらまだまだ採卵できそうです。
が、アンティローペと併せて60個以上産卵してしまっていて飼育崩壊しかかっているので、ニジイロはここで打ち止めです。
寿命が長いので、春になって常温飼育ができるようになったらまたペアリングさせてみてもいいかもしれないですね。
何色の成虫が羽化するのか楽しみです。