飼育環境をまとめておきます。
用品の買い足しとかで間違えたら面倒なので・・・。
ついでに評価もしておきましょうかね。
全体像
成虫管理(20~22℃)
衣装ケースを保温してます。
めちゃくちゃ蒸れるってほどではありませんが、プラケの天面に水が溜まるのが嫌。
現状生体が弱ったりはしてないのと、オウゴンオニが真っ黒になってないので悪影響はなしと判断。
プラケを開けるたびにティッシュを当てないと濡れるのが不快。
幼虫・卵管理(20~22℃)
幼虫・卵も同じような感じ。
こちらも水分に悩まされてます。乾燥するよりマシですが。
飼育個体の管理
クリアスライダーにヒノキマットを敷いて、バークチップを入れてます。餌はプロゼリー。
基本は仕切りを付けて雌雄同居ですが、オウゴンオニなど大きめの種類には個室を与えてます。
収納用品
衣装ケース
クリアスライダーが凄い良い感じに入る。
スモールのみの場合は10個。
ラージは4個入る上、追加でスモールが2個入ります。
一応フタに穴開けてますが、密封されてるわけじゃないので不要かも。ロックは邪魔なので外しました。
もちろんヒーターを入れる場合はケーブルを通す穴を空ける必要があります。頑張ればカッターでもいけると思われます。
内側に保温シートを貼ってますが、効果があるかは微妙。
ヒーターの上に直接プラケを置くと熱すぎるので、ダイソーのすのこを2枚重ねて敷いてます。
幼虫管理してる方の引き出しの詳細は忘れました。西友でテキトーに買ったやつ。
こちらもケーブルを通す穴を空けて、すのこを敷いてます。
ヒーター
いつものやつです。
ウチは爬虫類も昆虫も哺乳類も全部ピタリ適温を標準装備。
サーモスタットで温度管理してますが、基本止まってるような気もする。
まぁ、イザというときの保険ですね。
サーモスタット
これもいつもの。イグアナ以外は全部これ。
一昔前はGEXといえば安かろう悪かろうでしたが、最近は信用できるメーカーだと思います。というか、よくわからん有象無象なメーカーの製品で熱管理とか怖すぎてできません。
ダイヤル回して好きな温度に設定するだけ。
時期にもよりますが、目標温度より2℃くらい低く設定すると良い感じになります。
保温シート
ダイソーのやつ。1枚で足ります。
効果があるかはわかりませんが、イザというときに少しでも保温されればラッキーですね。
すのこ
ダイソーのやつ。複数枚入ってるのでサイズ合わせがしやすい。
1枚だと足りなそうだったので、2枚重ねたほうがいいです。
飼育用品(成虫)
クリアスライダー スモール、ラージ
こんなもんいくつあってもいいですからね。
飼育個体が全部収まる数+3つくらいあるとちょうど良い。
使わないときはある程度重ねておけます。
コバエシャッターのほうが天面の水滴がつきにくそうですが、個人的にはクリアスライダーの方が便利です。
空気穴が大きいプラケはマジで死ぬほどコバエが湧いてウザすぎるので、クリアスライターかコバエシャッターを使った方がいいです。値段も大したことないので。
良い点
・フタが小さいので並べやすい
・スライド式なので開けやすい
・ロック付きなので脱走されにくい
・全て透明なので上からも観察しやすい
・仕切りつきなので、雌雄同居できる
悪い点
・天面に水滴がつきやすい
・スモールは仕切りの位置が固定なので、メスが大きめの種類はキツイ
ヒノキマット
成虫はこれで飼育してます。防虫が最優先。
ダニもコバエも全く湧きません。
保湿性も高いので、水苔などを入れる必要もありません。
【要注意事項】
針葉樹マットなので、針葉樹アレルギーの個体が多い齧歯類などを飼育している家庭では注意が必要です。
我が家ではハムスターとハリネズミが該当しますが、マットが舞わないよう注意し、マットを触った後はしっかり手を洗うようにしています。
良い点
・防虫性が高い
・保湿しやすい
・汚れたら気軽に燃えるゴミに出せる
悪い点
・木の香りが強い
・製品の袋や、捨てた後のゴミ袋から飛沫が舞いやすい
Tips:共生酵母について
ヒノキマットは防虫性能が非常に高いので便利ですが、メスの成虫の共生酵母まで殺してしまうと考える方もいます。
幼虫は食べた餌を共生酵母の力を借りて消化するようなのですが、その酵母は親から伝播するとのことです。
ヒノキマットにより親の共生酵母が死んでしまった結果、幼虫の生育に影響が出る可能性があるかもしれない為、飼育方針をよく考えてから採用した方がいいと思います。
バークチップ
成虫がひっくり返った時に足が引っかかるように入れます。
マットに潜る際にかなり引き込まれるので、細かいチップをたくさん入れるより、大きめのチップをいくつか入れる方が管理しやすいと思います。
割り箸や鉢底ネットでも代用できます。
Tips:クワガタは100%ひっくり返る
転倒してひっくり返る以外にも、クワガタは自分からひっくり返ります。
湿度が高いときに自分からひっくり返り、おなかを乾かします。
ひっくり返ってるのにジタバタしてないときは、おなかを乾かしているときです。もしくは死にかけ。
プロゼリー
餌はこれで統一してます。臭いがキツくないのでお気に入り。
成虫飼育から産卵前後まで全部プロゼリーですが、特に問題は感じません。
思ったより消費が早いので、多めに買っておいたほうがいいです。
必需品。
ゼリーをそのまま与えると、メスはどんどん潜って行ってしまってゼリーをまき散らして汚してしまいます。
オスは顎が邪魔をして、うまくゼリーを食べられないことが多いです。
ゼリースプリッターでゼリーを半分にカットすることで、両方とも解決します。
分解して丸洗いできるうえ、刃の部分は一般的なカッターの刃なので扱いやすいです。
飼育用品(産卵・幼虫)
産卵木
個人的にはなんとなくクヌギが好き。
爪で押すと刺さっていくくらいの硬さが良い感じですが、当たり外れがあるのでなるべく現物を見て買った方が良い。
ネットで買う場合は何本かまとめて注文したほうがいいかと思います。
大体クリアスライダーに良い感じに収まるサイズにカットされてます。
レイシ材
ウチの場合はオウゴンオニ用。
2本で1800円くらいが一般的ですかね。
ゴムのように張り付いてる菌を剥がして使います。
キノコが伸びてるとこの世で一番気持ち悪い物体になります。
保管する場合は、冷暗所じゃないととんでもないことになります。
プリンカップ
いろんなサイズをテキトーに買うので不要なサイズがどんどん増えていく。
強い意志で220ml、440ml、680mlの3パターンしか買わないようにすれば最適化されそう。
フタの内側から空気穴を開けるのを忘れないように。
産卵一番
ありがとうフォーテック。これがないと産卵させられる気がしない。
ウチの飼育個体は、オウゴンオニとインスラリス以外全部これでいけるので非常に便利。
粒度も揃っていて、かなり微粒子。加水して混ぜて詰めれば手軽に産卵セットが組めます。
アンティローペが1セットで45個産卵しました(白目)
ヒラタ・ノコ一番
ありがとうフォーテック。これがないと幼虫を飼育できる気がしない。
幼虫が孵化したらこれで飼育。モリモリ食べてモリモリ成長します。
別途記事にしますが、クワガタ以外の飼育にも重宝しています。
他の幼虫飼育マットより臭いが少ない気がします。
線虫やコバエも湧きにくいので、非常に使いやすいマットです。
大体のショップで販売していて、比較的安価なのも素晴らしいポイント。
RTN Sマット
もしかしたら店舗でしか販売してないかも?
インスラリスはこれで産むとのことでしたが、ニジイロなど他のクワガタでも大体産むっぽい。
始めたての時にちょっと使っただけなのでいろいろと酷い産卵セットを組みましたが、それでもある程度産んでくれてたので素晴らしいマットです。
RTN Uマット
幼虫飼育にはこれ。ウチではインスラリスとニジイロの為に購入。
やや高価ですが、驚くほどモリモリ食べてモリモリ成長します。
小型種であるインスラリスはUマット100%で飼育しています。
ニジイロに用いると消費が激しすぎるので、ヒラタ・ノコ一番とブレンドして使ってます。
やわらかピンセット
必需品。これがないと幼虫も卵も触れません。
幼虫用と卵用で分かれてますが、基本幼虫用だけで問題ありません。
卵と初令幼虫以外を掴むときは、結構しっかり力を入れないと幼虫が落ちるので注意。
スプーン
あると便利。長くて折れないやつ。
菌糸を掘るのはかなりキツいです。
マイナスドライバー
産卵木を割るのに使います。
太めのマイナスドライバー1本あれば大体なんとかなる印象。
とりあえず思いつくのはこのあたりですね。
他にも何か思いついたら追記しておきます。
菌糸瓶はまだ使う幼虫がいないので記載してませんが、使うようになったら追記します。