理球荘-REQSO-

コーヒーと爬虫類と昆虫の話。

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【コーヒー】美味しいコーヒーをなるべく安く飲むには、何を買えばいいの?

新規ブログ解説に伴い、REQSOのショップブログも移転します。

過去記事は有用なものだけ編集・転記します。

 

今回は、コーヒー入門の記事です。

 

私が自家焙煎を始めたのはここ数年です。

元々コーヒーが好きだったわけでもありませんでしたが、たまたま入った喫茶店で飲んだコーヒーに衝撃を受け、一気にコーヒーの世界にのめり込みました。

いつの間にかメインの商品となってしまいましたが、何の解説もなく販売するのではあまりにも不親切なので、初心者向けの記事を書くことにしました。

 

まず最初に、簡単にコーヒーを分けると2種類に分類できます。

お湯に直接溶かすタイプの『インスタントコーヒー』と、自身で抽出をする『レギュラーコーヒー』です。

REQSOで取り扱うのは、後者のレギュラーコーヒーです。

 

 

インスタントコーヒーについて

REQSOでの取り扱いはない為、簡単に説明します。

抽出したコーヒーを加工し、粉にしたものです。

お湯に溶かすだけで飲めるので、手軽にコーヒーを楽しめます。

レギュラーコーヒーを扱う者としてはインスタントコーヒーを薦めるべきではないのですが、これはこれで各社の企業努力を感じ、面白いものです。

割りとよく飲みます。

 

レギュラーコーヒーについて

シンプルに表現すれば、粉にしたコーヒー豆からお湯で成分を抽出したものです。

国や地域や農園だけでなく、精製方法や焙煎度合により、様々な味わいを楽しめます。

無限の楽しみを持ちますが、それ故にややとっつきにくいものでもあります。

その為、まずは最低限環境を整えることで、可能な限りネガティブな要素を排除しようというのがこの記事の趣旨です。

 

豆で買う?粉で買う?

99%のコーヒー屋では『豆』か『粉』かを選ぶことができます。

オススメは断然『豆』です。理由は簡単。日持ちします。

密封して冷蔵しておけば、3週間程度は美味しさが持続します。

コーヒー豆は焙煎から3日ほどで味が落ち着き、7日あたりまでにかけてどんどん調子が良くなり、それ以降は少しずつ味が落ちていきます。

粉に挽いてしまうと、挽いた時点から味が落ち始め、1週間程度でかなり劣化します。

飲めなくはありませんが、焙煎士からするとちょっと勿体なく感じます。

 

コーヒー豆の選び方

別記事にて解説します。用意ができ次第リンクします。

 

出来る限りお金をかけたくない人は

カリタ ドリップセット

このセットです。

あとはコーヒー豆を粉で買ってくれば、豆代含めて2000円程度でスタートできます。

 

コーヒーミルの選び方

というわけでまずは豆を粉に挽くコーヒーミル。いきなりですがこれは沼です。

手挽き、電動があるだけではなく、歯の形もかなり味に影響します。

語り始めると長くなる(というか既に長い)ので、この記事では簡潔に答えを書いてしまいます。

カリタ コーヒーミル 手挽き KH-3AM

コーヒー器具メーカーとして有名な『カリタ』が、Amazon限定商品として作ったのがこのミルです。

同等の商品の約半額です。入門にはこれ以外の選択肢はほぼあり得ないのでは、と思います。

いきなり電動ミルを買ってもいいのですが、結局は手挽きもやりたくなると思うので、まずはこれ。

豆の種類や焙煎度合によって感触が違うのも楽しいですし、手挽きのアロマ(香り)を感じるのもコーヒーの楽しさの1つです。

引出型のミルは粉が散乱しやすいですし、樹脂のモノは静電気で粉が張り付く。そういう問題もクリアしてます。

この時点で『面倒臭い!』と感じた方は、粉で買いましょう。お金も2500円ほど浮きます。

良い点

・スペックに対してかなり安価

・粉が張り付いたり、飛び散ったりしにくい

 

コーヒー豆を粉に挽いたら

いよいよ抽出です。

粉のコーヒー豆をドリップするのに必須のモノは2つ。

ドリッパーとフィルターです。

原則として、フィルターは純正のモノを使いましょう。

 

HARIO V60 コーヒードリッパー

HARIO V60 ペーパーフィルター

ハリオの定番品です。V60だけでいくつか種類がありますが、材質やサイズです。

一番安いクリアの1~4杯用でOKです。

 

このドリッパーの特徴は高速抽出です。

抽出速度が早いとどうなるかというと、口当たりが軽く、アロマを楽しめるコーヒーができます。

所謂スペシャルティコーヒーなどに適してます。

高速抽出が故、酸味が出やすいです。酸味が苦手な方はちょっと注意。

良い点

・シェアNo.1

・高速抽出なので雑味が出にくい

 

カリタ コーヒードリッパー 102-D

カリタ コーヒーフィルター 102 40枚入り 

こちらは先ほども出てきたカリタです。

これは『器具がコーヒーの味を調整する』というモノで、毎回安定した味に落ち着きます。

抽出速度が一定、かつ効果的に粉を蒸らしてくれる構造なので、ハリオV60に比べ重めのコーヒーになりやすいです。

Theコーヒーという苦みが好きな方はこちらですね。

良い点

・ハリオより簡単

・フィルターがコンビニやスーパーに大体置いてある

 

Tips:ドリッパーの材質について

樹脂や陶器、ステンレスがありますが、好みで選んでOKです。

陶器は抽出前に温める必要がありますし、ステンレスはなんとなく抽出液から金属臭がする気がするので、個人的には樹脂が好きです。

 

ドリッパーの用意ができたら

フィルターを決められた通り(接着部分を全て折り返す感じです)に折り、ドリッパーにセット。粉を入れ、お湯を落とすとコーヒーが抽出されるわけです。

実際の淹れ方はYouTubeあたりで検索してみてください。

記事を書いてもいいんですが、ハリオV60かカリタ102を持っていれば、同じモノを使っている動画がたくさん出てくるので今回は割愛。

 

コーヒーサーバーの選び方

次は抽出されたコーヒーを受け止めるサーバーです。

カップに直接ドリッパーを乗せてもいいんですが、サーバーがあるとより楽しくなります。

抽出量がわかりやすいので、再現性が高まるのも良いポイントですね。

 

ハリオ V60 コーヒーサーバー 450ml

ハリオがやたら安いです。容量もいくつかあります。

良い点

・目盛だけでなく、1~3カップ表記もある

・電子レンジ対応

・蓋つきなので紅茶やお茶にも使える

 

コーヒー豆の計量について

計量スプーンでもいいんですが、焙煎度合により適量が変わるので、キッチンスケールをオススメします。

コーヒー専用のタイマー付きのモノ(抽出開始からの時間を測定する)などもありますが、正直普通のスケールで問題ありません。

タニタ クッキングスケール

良くわからないメーカーのスケールだと精度に不安があるので、やはりタニタ

 

ドリップケトルの選び方

お湯を注ぐだけなのにわざわざ専用のケトルを買う必要があるのか?

あるともいえるしないともいえます。

買う大きな理由としては、かわいいものが多いから。

月兎印 スリムポット 0.7L

月兎印 スリムポット 0.7L ホワイト

月兎印 スリムポット 0.7L ホワイト

  • ツキウサギジルシ(Tsukiusagijirushi)
Amazon

かわいいです。内側がブルーなのも良い。

 

Tips:ドリップケトルの口の細さ

口が太いケトルでお湯をドバドバ注ぐのは抽出が不安定になるので、口が細いケトルがオススメです。

ペリカン型がベストですが、せっかくなら気に入ったモノを使いたいですよね。

きゅうすスキッター

きゅうすスキッターを使えば、大体のケトルで細く注げるようになります。

オススメです。

 

最後に

とりあえずここまで揃えば、豆を計量してミルでガリガリ挽き、できた粉をフィルターをセットしたドリッパーに盛り、お湯を注いでコーヒーを抽出することができます。

細かく言えば、挽いた粉の微粉を取り除くべきとか、お湯の温度を一定にするべきとか、蒸らし時間だの抽出時間だの無限にあります。

ただ最初は何のこっちゃかさっぱりわからないと思うので、最低限器具を揃えてお湯を注いでみてから考えましょう。

 

いろいろ覚えるとどんどんコーヒーが美味しくなり、楽しくなると思います。

 

良いコーヒーライフを!