理球荘-REQSO-

コーヒーと爬虫類と昆虫の話。

コーヒーと爬虫類と昆虫の話。

【ロシアリクガメ】飼育全般の話

カメとは昔から相性が悪いです。

が、寿命(俺の)を考慮すると、そろそろリクガメ飼育はタイムリミットなのではと思い、見切り発車で飼育開始。

何もかも暫定です。向こう3ヶ月くらいで全ての環境が変わると思います。

まずは現状の飼育環境を記録しておきます。

不安たっぷりのリクガメ飼育

 

ロシアリクガメだのヨツユビリクガメだのホルスフィールドリクガメだの。

名前が多すぎてワケわかりませんが、とりあえずロシアリクガメと呼びます。

 

いつものショップで買ってきました。

候補はギリシャリクガメ、ロシアリクガメ、ヘルマンリクガメでした。

サイズや動きを見て、1匹だけいたロシアリクガメをチョイス。

ウズベキスタン産で、甲長は6㎝程度のベビーです。

 

現在の飼育環境

ケージ:グラスハーモニー450Plus

見ての通りハムスターケージです。実はポテンシャルは完全に爬虫類向けです。

良い点

・前開き

・上下に分解できるので、メンテが楽

・下部分が厚く、床材を多めに敷ける

悪い点

・ハムスターケージなので、レオパ以外の爬虫類を飼うには改造が必須

・天面がポリスチレン樹脂(耐熱60~80℃)なので、出力の高いバスキングライトや、大きめの暖突を設置するにはやや心許ない

Tips.グラスハーモニーの改造

改造といっても、必須項目は1つ。コードを通す穴を空けることです。

天面に空気穴が開けてあるので、それをいくつか繋ぐように切り、コンセントプラグが通るようにするだけです。

バスキングライトの設置は、空気穴に蝶ネジで固定するだけでいけます。

ウチでは高さ的に複数のライトソケットの設置が難しいと判断し、バスキングライトのソケットをケージ内に設置、UVライトは天面を四角に切り抜き、上に置いて設置しました。

※UVライト用の穴を空けた場合は、そこに金属メッシュなどを貼ってしまうとUVBが吸収されてしまいます。

どうしても穴を塞ぎたいのであれば、設置器具を天面にしっかり固定することで塞ぐようにしましょう。

 

シェルター:ビバリア ハイドロボックス

レオパで使ってたやつです。

入り口が狭いので、前面を切って広げました。

ケージを替えるタイミングで廃止する予定。

良い点

・ウェットシェルターと違いABS製なので、カビが生えにくい

悪い点

・陶器の皿を置くスペースがヘコんでるので、カメが甲羅で持ち上げて動かしてしまう。

 

床材:ポゴナクラブ バークチップ

爬虫類飼育の永遠のテーマ、床材です。

今回はバークチップをチョイス。既に替えたい。

ポゴナクラブの床材は、非常にクリーンな環境で生産されているようなので、衛生面で選びました。

良い点

・見た目が良い

・誤飲できないサイズ

悪い点

・ちょっと高い

・湿度がかなり持っていかれる

 

UVライト:GEX EXOTERRA レプタイルUVB、GEX コンパクトトップ30

いつものUVライトですね。

150と悩みましたが、100にロシアリクガメ向けと記載があるのと、結局太陽光と比べれば誤差だろうと100を購入。

スペース的にケージ内にソケットを2つつけられそうになかったので、ケージの天面を切り抜いてコンパクトトップを設置しました。

良い点

・他に選択肢が考えられない程度には信用できる

・ケージの中が広く見える

悪い点

・ケージの上にスペースが必要

 

バスキングライト:マルカン メテオバスク 50W

※ソケットは家にあった爬虫類用のやつ。製品名は忘れました。

爬虫類の目に見えづらい赤い光で、夜間も点灯させられるというもの。

熱源としては申し分なし。

が、人間の目には見えるので眩しい。赤い光なので落ち着かない。

そもそも夜間は日中より温度を下げたいので、消灯してます。

良い点

・つけっぱなしにできるので、熱源が足りない場合は良い

悪い点

・人間に優しくない

 

ヒーター:ピタリ適温 3号

安定のピタリ適温。

ライトを消灯した夜間の保温の要。

日中はバスキングライトとの兼ね合いで、サーモスタットで30℃設定にしてあります。

良い点

・爬虫類飼育の必需品

悪い点

ロシアリクガメは床材を厚めに敷くため、保温力を発揮しづらい

 

食餌:生野菜、マルベリックドライ

基本はイグアナの餌をちょっと小分けにすればいいので、深く考えていません。

カルシウム・リン比(Ca:P)が5:1程度になるのがベストらしいので、ウチの環境(Ca:P=4.6:1)だとほぼそのままですね。

最近発売された『マルベリックドライ』という製品がCa:P=5:1らしく、リクガメの完全栄養食らしいです。

ヘルマンリクガメにこれだけ与えて300日飼育したところ、理想的な体重曲線通り成長したとか。

キョーリンなので信用できますし、お試しで180gのを買ってみました。

これだけで飼育できるならこれだけにしてもいいんですが、食性が同じイグアナがいるのにわざわざ分ける必要も感じないので、野菜も与えてます。

野菜との食べ具合を観察して、好んで食べるようなら常備しようかなと。

ちなみにウチのイグアナは食べないようです。

良い点

・完全栄養食

・水でふやかすので、水分摂取にもなる

・ドライフードなので管理が楽

悪い点

・いちいち水でふや貸すのが少し面倒

桑の葉の臭いがちょっと強い

・イグアナが食べない(イチャモン)

 

Tips:温度管理について

爬虫類の永遠テーマの1つ。温度管理。

ロシアリクガメは比較的低温に強い種のようですが、出来ればある程度高く保ちたいですね。

日中28℃、夜間25℃くらいを目指していきたいと思っています。

が、現状は夜間20℃くらいまで落ちてしまいます。

あくまで空間温度なので、床材を掘っていけば下からの加温があるのでもう少し高いはずですが、活発に活動している姿を見たいのでもう少し上げたいですね。

ケージの下に敷いているピタリ適温を、ケージ背面に貼ってみたりしてみようかな。

イグアナのケージに引っ越すタイミングで暖突を導入する予定なので、それまでの試行錯誤になりますが・・・。

 

Tips:湿度を保つために試していること

冬に飼い始めたのでそもそも乾燥しやすい時期だし、床材にバークチップを採用したのでめちゃくちゃ湿度が下がります。

多分何もしないと10%くらい。

ロシアリクガメは乾燥性のリクガメですが、それでも湿度50%程度はキープしたほうがいいらしい。

床材の変更

ケージを替えるタイミングで床材にパームチップを混ぜようと思っています。

ヤシガラ(ヤシの実を細かくカットしたもの)なので保湿性が高く、かつある程度固いのでリクガメの床材としては最適そう。

が、見た目が好みではないので見送りました。

しかし湿度が確保できないのであれば、好みがどうとか言っている場合ではありません。

見た目以外だと、繊維が皮膚に刺さったり、誤飲するんじゃないかなと思ってたり。

まぁ使ってみましょう。

水苔による加湿

加湿といえば水苔です。

まぁ水苔といえば誤飲でもあるんですが。

とはいえ、誤飲さえさせなければいつまでも保水し続ける水苔は魅力的です。

そこで、クワガタ飼育に使っている水苔を採用しました。

そのままではどう考えても誤飲するので、不織布パックにヤシガラを詰めることに。

ウチはコーヒー屋なので、不織布パックもヒートシーラーもあります。

早速ヤシガラのパックを作り、加水。シェルターの上に置いてみました。

・・・

湿度50%です!!!完璧!!

というわけで、目下の湿度問題は解決しました。

毎日ヤシガラパックを加水するのが面倒なので、床材は変更するつもりですが。

湿度に悩んでる方にはオススメです。

パックなので、生体が触れられないようなケージの上の方とかに括り付けてもOKです。

 

最後に

というわけでリクガメの飼育環境でした。

リクガメ飼育は完全に初心者なので、今後どんどん環境が変わっていくと思います。

そもそも相性が悪いので、長生きさせられるかも不明です。

出来る限り良い環境を用意するつもりですが、ダメならダメでリクガメ飼育は諦めようと思っています。年齢的にも。

新しい発見などがあったら、追記するか新しい記事を書いて行こうと思います。

何かネタがある方は、コメントなどで教えてくれたら嬉しいです。