飼育種ではないというか、飼育してると思いたくないゴキブリの話です。
昆虫食の爬虫類の餌用に飼育しています。が、我が家の爬虫類は全て人工飼料に餌付いているので、基本的に活餌は不要です。
結果としてただゴキブリを飼育している人になりました。トホホ・・・。
ゴキブリは大嫌いで、今の部屋に入居する際にそこそこの金額を支払ってゴキブリの侵入防止加工をしてもらったくらいです。
万が一部屋に出現したら、ビビり散らかしながらも駆除しないと眠れないくらい嫌いです。
レッドローチを飼育することで少しでもゴキブリに慣れ、普通に駆除できるようになったらいいなと思ってる部分もあります。
現状無理です。野生のゴキブリの駆除どころか、飼育してるレッドローチすら触れません。ミルワームは触れるのに。トホホ・・・。
というわけで一応飼育環境の話などをしていこうと思います。
普通にゴキブリの画像が出るので要注意。
レッドローチについて
寿命:約1年
大きさ:3㎝程度
飼育温度:10~30℃程度
雌雄判別:翅(はね)があればオス
産卵方法:放置
幼虫期間:3ヶ月程度
デュビアと比較したメリット・デメリット
メリット
・最大サイズが3㎝程度なので、小型の爬虫類でも安心
・床材に潜ることが少ないので、爬虫類が見失いづらい
デメリット
・脂質が多い
・デュビアより各種栄養素の含有量が少ない
・動きが早くてゴキブリ感が強い
※我が家のレオパはレッドローチに追い付けず、食べられないためケージの中で共存してます。
コオロギと比較したメリット・デメリット
メリット
・コオロギのような強いアゴがないので、爬虫類が襲われるリスクが少ない
・肢をもぐ必要がないので、給餌が楽
・鳴かない
・ほぼ飛ばない上、跳ねもしなければ壁も登らない
デメリット
・ゴキブリであること
現在の飼育環境
プラケース:クリアスライダー(加工)
いつものです。
が、そのままだと通気性が悪すぎて開けるたびに凄まじいゴキブリ臭に見舞われます。
なので蓋を加工します。
まず蓋を切り抜きます。
そして鉢底ネットなどで穴を塞ぎます。
固定は養生テープで充分です。両面テープやホットボンドでもOKです。
シェルター:なんかテキトーなの
シェルターのようなものを入れておく方が良いらしいのですが、特に暗所である必要はなさそうです。
卵パックが一般的ですが、紙製のパックは湿気でボロボロになって不衛生なので不採用。
鉢底ネットの切れ端を丸め、結束バンドで固定。
スカスカですが内側に集まってます。大成功。
内側が視認できるので、レッドローチの脱走防止にも便利です。
床材:なし
どうせすぐ糞まみれにされるうえ、湿気でべちゃべちゃになるので不要です。
ヒーター:なし
適応できる温度帯が広いので、基本的に不要です。
真冬で10℃以下になると繁殖行動に影響が出るそうですが、爬虫類飼育していてレッドローチを繁殖させてる家庭はそんな低温にならないでしょう。
水分:改造タッパー
いつものです。クロカタゾウムシの飼育でもおなじみです。
が、キッチンペーパーだと齧ってボロボロにしてしまうので、ヒモを使います。
ダイソーで売ってた犬のおもちゃを解いたものです。
普通にヒモ買うより安いです。しかも結構長い。
タッパーの蓋に穴を開け、水を入れてヒモを通すだけです。
ヒモに水分がしみ込むため、レッドローチが舐めて水分補給できます。
食餌:なんでも
非常に範囲の広い雑食性です。なんでも食べる。
が、レッドローチを食べる爬虫類に影響する為、与える生き物に悪影響があるものは食べさせないように。
我が家ではマルベリックドライや、小松菜・チンゲンサイの根本の切り落としたクズを与えてます。
たまに昆虫ゼリーも。
マルベリックドライは少しだけ水分を加えたほうが良く食べます。
餌皿:製氷皿
いろいろ悩みました。
いつものレプタイルディッシュだと出られなくなりそうだし。
そこで見つけたのが、使ってない製氷皿。
結果的に大当たり。
給餌がしやすい上、シェルターのように裏側に潜り込めるのが良い感じ。
マス目状になっている為、マルベリックドライに加水した際に水分が流れ出さないのも素晴らしい。
日々の世話
基本的に放置。餌と水をあげるだけ。
糞も正直取らなくてもよさそう。蒸れさえしなければ臭いも感じません。
鼻を近づければ臭いますが。
勝手に生きて、勝手に交尾して、勝手に生まれて、勝手に脱皮して成長します。
餌として使うときは、フルサイズの個体が0にならないように注意しましょう。
Tips:脱皮直後のゴキブリは白い
脱皮直後は身体が真っ白で、柔らかいです。
1日経つ頃にはほぼいつもの色になります。
脱ぎ捨てた皮は食べてしまいます。
最後に
どうしても活餌を飼育しないといけないのであれば、一番マシかなという感じです。
理想はデュビアですが、小型の爬虫類だとデュビアの最大サイズはなかなか食べられないため。
脂質が多く、デュビアに比べ栄養素の含有量が少ないと書きましたが、それでもデュビアやコオロギ以外の活餌より遥かに良いです。
が、レオパゲルや専用の人工飼料を食べる爬虫類なら、そちらを与えた方が良いという結論です。