まさかの続きです。
前回の記事はこちら。
卵を仕込んだサツマイモが過密だと思ったので、思い切って割り出しました。
結果を残しておきます。
マーキングされてる箇所に卵を埋め込んだので、14個ですね。
幼虫が孵化すると掘り進めたカスや糞が穴に詰まるので、ある程度孵化数が把握できます。
8個ほど穴が埋まったので、さすがに過密すぎると判断。
思い切って割り出し、幼虫を5頭確保できました。
※マットや産卵木と違いサツマイモが硬いので、幼虫を潰す可能性が高くあまりオススメできません。今回は運良く1頭も犠牲にせず割り出せました。
結果論ですが、全く過密ではない雰囲気でした。
成虫はかなりの小食ですが、幼虫も小食傾向にあるようです。
卵を埋め込んだ穴を少し掘り進んだ程度で、縦横無尽に食い進んでいる感じではありませんでした。
といっても、1つのサツマイモに複数の卵を埋め込むメリットはあまりないかと思いました。
Tips:クロカタゾウムシの成虫は壁を歩けるが・・・
非常に驚いたのですが、幼虫の時点で既に壁を歩けるようです。
あまりないケースですが、幼虫をキープしているときは脱走に注意しましょう。
クロカタゾウムシの幼虫は、蛆虫にクワガタの幼虫の頭を付けたような見た目です。
足はありません。
サイズは一番大きい個体で6㎜程度、小さい個体で3㎜程度でした。
孵化率は60%程度で、そこから更に生存率が60%・・・と考えるとなかなか厳しいものがありますね。
管理環境が悪かったのかもしれませんが。
このまま蛹化して成虫になるのは果たして何頭か・・・。やや不安です。
今回割り出した幼虫は、とりあえず輪切りにしたサツマイモにセット。
このまま羽化までいってもらいたいですね。